益子焼の街を訪れて・・・・
2014/02/11|スタッフブログ
久々の遠出。朝6時、なんとまた雪。車の屋根が真っ白。はにわ街道から成田あたりはさらにひどく、ノーマルタイヤに不安ながら北海道出身のうちの人はお構いなしに進む。
今回は栃木県芳賀郡益子町の日帰りドライブ。益子町と言えばご存知、陶芸の町。朝方の雪のせいか?観光客はまばらでした。前回訪れたのは彼方25年前くらい。父と最後に訪れたのが最後だと記憶している。あの頃は、道も渋滞してもっと賑やかだった気がする。
社長お勧めの自家製ラスク(なんで陶器じゃないんだろう?)のお店の駐車場に車を停めて、メインの通りのお店を一通り見て歩く。たまたま入ったお店で個展を開いていた。作家さんがいらして作陶の苦労や思い入れなどを気さくに話して下さった。
写真も快く撮らせて下さった。こんなオブジェをけやきHouseで売りたいなぁ‥なんて思ってそんな思いも少しお話しして。「こないだ降った雪で作った雪だるまなの」、と言ってご自身の携帯を見せてくれた作家の力石きさ子さんは65歳。可愛い笑顔でいろいろ語って下さった。
お昼になり、食べ物屋さんが少ないことに気が付いた。寒くて「カレーうどん」の看板に惹かれて、野菜カレーで温まる。
午後も陶器屋さん廻り。最初のお店で買いたいお茶碗を決めていたのに宮城県石巻市生まれの若い作家、中里愛海さんのカップを買った。遠出するといつも、そこを訪れた記念に必ず思い出の品を買うことにしている。「え〜、すぐ欠いちゃいそうじゃない?」なんてつまらないことを言うので、「そんなこと言ってたら何も買えない!」と諭してお買い上げ。
最後に、600円払って陶芸メッセを見た。なんか勿体無い広さだなぁと、残念な思いもしました。
遠く那須の雪山がきれいでした。
この益子町は江戸時代末期に、大塚啓三郎氏が益子の大津沢に作陶に適した粘土を発見して以来栄えた町。益子焼は、日用の陶器生産により窯業地として確立し、後に浜田庄司が移り住んでからは益子焼が芸術性の高いものとして世界中に広まったことは有名ですね。初めて遺作を真近にみました。きっちりとしたつくりながら、大胆で、他を寄せ付けないただひとつの存在感を見た気がします。そんな益子焼も少し元気が無いようにおもうので、若い作家さんたちが新たな益子を引っ張っていって欲しいですね(*^_^*)
あと、1軒陶器も含めた雑貨を扱うお店を発見!いいです!ここはお客さんがひっきりなしに出入りしていました。こういうところにも活路が‥
By Muraki